CCIグループ、貸出増で業績上振れ、2026年3月期経常利益210億円へ

■配当性向40%を維持

 CCIグループ<7381>(東証プライム)は10月24日、2026年3月期第2四半期および通期の連結業績予想を上方修正するとともに、年間配当予想を3円増配の23円に引き上げると発表した。貸出残高や有価証券売買益の増加を背景に利益見通しを改善し、株主還元方針に基づき配当性向40%を維持する。

 第2四半期累計(2025年4月~9月)の経常利益は前回予想の90億円から120億円へ33.3%増、親会社株主に帰属する中間純利益は55億円から80億円へ45.5%増とした。1株あたり中間純利益は株式分割(1株を10株に分割)後換算で35円27銭となる。貸出残高の伸長による資金利益の増加や有価証券売買益の拡大が主因としている。

 通期では経常利益を180億円から210億円(16.7%増)、当期純利益を110億円から130億円(18.2%増)へそれぞれ上方修正した。1株あたり当期純利益は57円53銭を見込む。業績好調を受け、配当金は年間23円(中間11円・期末12円)とし、前回予想比で3円の増配となる。配当性向は40.0%を維持し、株主還元の強化を明示した。同社は今後も収益拡大と安定的な配当を両立する経営を継続する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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