ティムス、SMTP化合物関連特許が米国で成立、脳出血治療薬の知財体制を強化
- 2025/10/30 07:25
- IR企業情報

■日本に続き米国でも特許成立、国際的な権利保護体制が整う
ティムス<4891>(東証グロース)は10月29日、SMTP化合物関連特許が米国で成立したと発表した。該特許は、脳出血の治療または予防を目的とした薬剤およびその使用方法に関するもので、特許番号は「US12453718」。同特許は2023年12月に成立した米国特許の分割特許にあたり、出願人はCorxel Pharmaceuticals Hong Kong Limitedとなっている。
当該特許は、2021年5月にティムスがBiogen MA,Inc.へ譲渡した知的財産権の一部であり、2024年1月にBiogenからCorxel社へ再譲渡された経緯を持つ。日本国内でも同一ファミリーの関連特許が2024年5月に成立しており、グローバルな知財保護体制が整った形となる。なお、この特許成立による2025年12月期業績への影響はない。
ティムスは真菌由来の低分子化合物「SMTPs」を基盤とする創薬を進めるバイオ医薬品企業で、急性期脳梗塞治療薬「TMS-007(JX10)」など、アンメット・メディカル・ニーズ領域における開発パイプラインを保有している。同社はアカデミアとの連携を強化し、国内外で研究成果を実用化へつなげる体制を拡充している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















