ローソン、全国店舗で「クマ対策基本方針」策定、安全・安心な店舗環境を推進

ローソン

■北海道・東北など100店舗にクマ撃退スプレー配布

 ローソンは10月31日、全国店舗における従業員と顧客の安全確保を目的とした「クマ対策に関する基本方針」を策定した。人里へのクマ出没が増加する中で、同社は店舗運営上のリスク管理を強化し、安全・安心な店舗環境づくりを進める方針である。

 基本方針では、まず「お店を守るガイドブック」にクマ対策の新章を追加し、(1)出没情報の収集、(2)店舗に寄せ付けない対策、(2)出没時の対応――の三段階に整理したマニュアルを全国店舗に周知する。具体的には、自治体発信情報の確認、食品臭の除去、ゴミ箱の店内保管、時短営業や避難手順の確認など、平時から緊急時までの行動指針を明確化する。

 また、クマ出没が報告されている北海道、東北、北関東の約100店舗には「クマ撃退スプレー」を先行配布し、使用方法の研修も行う予定である。さらに、低周波発生装置の設置や、従業員による鈴・ホイッスル・防犯アラームなどの携帯を専門家と協議しながら検討する。同社は今後も安全対策の実効性を高め、地域と連携したリスク管理体制の構築を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る