川崎重工グループの川崎車両、ニューヨーク市に新型地下鉄車両378両供給へ

■R211と同仕様、2028年から納入開始・契約総額約15億ドル

 川崎重工業<7012>(東証プライム)グループの川崎車両は11月5日、米国ニューヨーク市交通局(NYCT)向けに新型地下鉄電車「R268」378両の受注内定を発表した。契約金額は約15億米ドル(約2200億円)で、北米拠点で製造し、2028年から2030年にかけて納入する計画である。同型車両は、同社が現在製造中の「R211」と同一仕様であり、NYCTが進める地下鉄近代化および既存車両更新需要を支える。

 「R268」は監視カメラ、LED照明、デジタル案内表示器を備えるほか、混雑時の乗降を円滑にする広幅ドアなど、サービス向上と安全性を両立した設計が特徴である。同交通局では、利用者数の増加やサービス改善計画に対応するため車両更新を進めており、今回の導入は老朽車両の置き換え目的で活用される。

 川崎車両は1982年にR62型325両を納入して以降、今回を含め2900両超をNYCT向けに供給してきた。長年培った北米市場での実績や技術対応力、アフターサービスが高く評価されたことが今回の受注につながった。同社は今後も高い技術力と品質を背景に、環境負荷の低い鉄道車両を国内外へ提供し、公共交通の発展に貢献する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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