アクセルスペース、補助金4億8700万円を営業外収益に計上、汎用衛星バス開発支援

■超小型衛星開発でNEDO補助金収入、2026年5月期第2四半期に反映

 アクセルスペースホールディングス<402A>(東証グロース)は11月7日、宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業に関する補助金収入4億8700万円を、2026年5月期第2四半期連結累計期間の営業外収益として計上すると発表した。同社は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する同事業の補助対象事業者に選定されており、超小型衛星の汎用バス開発・実証支援に取り組んでいる。今回の計上は2024年度分の検査完了に伴うものである。

 同プロジェクトは2021年度から2026年度までの6年間にわたり実施され、初年度から2年間は経済産業省が、その後の4年間はNEDOが事業主体として進めている。補助金は各年度ごとに上限額が通知され、補助対象経費の3分の2が助成率として適用される仕組みであり、2026年度までの交付が確定している。今回の補助金計上により、研究開発体制の継続と衛星製造基盤の強化が一層進む見通しである。

 なお、今回の補助金収入は2025年8月13日に公表された2026年5月期通期業績予想にすでに織り込まれているため、業績予想の修正は不要としている。同社は今後、計画や収支に変更が生じた場合には速やかに公表するとしており、超小型衛星コンステレーションに向けた長期開発の推進を継続するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る