トレジャー・ファクトリー、既存店売上6.6%増、秋冬衣料と訪日客需要が押し上げ

■秋冬商戦が追い風、リユース需要拡大で全店15.9%増に

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は11月10日、2025年10月の単体月次売上概況を発表した。全店売上高は前年同月比15.9%増、既存店は同6.6%増となり、前月(既存店5.7%増)を上回った。秋冬衣料の販売が好調だったほか、インバウンド需要の堅調さが服飾雑貨分野を押し上げ、ホビー用品やアウトドア用品も堅調に推移した。

 全店売上は2022年9月から50か月連続で前年超えを維持し、秋冬商戦序盤としては力強い滑り出しとなった。10月は気温低下により季節商品の回転が早まり、アパレル中心に買い替え需要が拡大したことが寄与した。また、訪日客の増加を背景に、ブランド品やファッション小物など高単価商品の動きも目立った。カテゴリーを問わずリユース需要の裾野が広がっている。

 店舗展開面では、10月に「トレファクスタイル」2店舗(イオンモール仙台上杉、新松戸)と「トレジャーファクトリー八女店」を新規出店し、全店舗数は229店(うちFC4店)となった。一方、「トレジャーファクトリー南柏店」を閉店した。通期では出店ペースを維持しつつ、既存店の安定成長とカテゴリー多角化を両立させるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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