医師900人調査で明らかになった医療機器情報の実態、直接営業が8割超で安定

■Web講演会と院内説明会は減少、医師の情報チャネルに大きな変化なし

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)傘下のインテージヘルスケア(東京都千代田区)は11月20日、医師900人を対象とした医療機器プロモーション動向の2025年9月調査結果を発表した。2022年12月から継続する同調査は今回で9回目となる。

 医療機器の製品情報の主要な入手先は「直接営業」が81%と依然として突出しており、「Web講演会/インターネット」(14%)と「院内説明会」(10%)は前年同月比で4ポイントずつ低下した。6診療科・200床以上施設を対象とする関連調査「Impact Track」でも大きな変化はみられず、情報入手チャネルの構造は安定的であることが裏付けられた。

■領域別ランキングに変動、日本ゴアが心臓血管外科で急浮上

 調査では、医師の印象に残る医療機器メーカーランキングに変動がみられた。「心臓血管外科」では日本ゴアが前回6位から2位へ大きく順位を上げ、「消化器外科」では直近2回の調査でインテュイティブサージカルを抑えてオリンパスが3位に位置するなど、領域ごとの評価が変化している。メーカー×製品群の組み合わせでは、「日本ゴア×人工血管(ステントグラフト)」と「日本ライフライン×人工血管(ステントグラフト)」が「心臓血管外科」で1位となり、特定領域における関心の高さが示された。

■手術支援ロボットへの関心強く、教育・トレーニング評価が高水準

 一方、「消化器外科」ではインテュイティブサージカルの手術支援ロボットに関するコメントが「説明内容の詳細」で特に多く、「触覚技術」「ロボット支援手術のトレーニング」「教育・若手指導」などが挙がった。これらを記載した医師の「他の医師への推奨度」は平均8以上と高く、2025年から導入が始まった新製品の影響が背景として推察される。インテージヘルスケアは2024年7月に「デバイス&デジタルヘルス」専門グループを設置しており、今後も医療機器と医薬品に関する情報入手動向を継続的に追跡する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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