ヤマシタヘルスケアホールディングス、一般消耗品分野堅調で下期業績挽回へ、通期予想据え置き

(決算速報)
 ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、1月14日に26年5月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。医療機関の設備投資減少の影響で小幅減収となったことに加え、人件費や福利厚生費の増加などで大幅減益だった。通期予想は据え置いて、人件費の増加や物流センターリニューアルに係る費用計上などで減益予想としている。中間期の進捗率は低水準だが下期の挽回を期待したい。株価は最高値圏で堅調に推移している。今期減益予想は織り込み済みだろう。1倍割れの低PBRも支援材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年5月期中間期減収減益、通期減益予想据え置き

 26年5月期第中間期の連結業績は売上高が前年同期比2.3%減の306億45百万円、営業利益が58.6%減の2億16百万円、経常利益が46.1%減の2億97百万円、親会社株主帰属中間純利益が60.3%減の1億34百万円だった。医療機関の設備投資減少の影響で小幅減収となったことに加え、人件費や福利厚生費の増加などで大幅減益だった。

 医療機器販売業は売上高が2.2%減の306億70百万円、営業利益(全社費用等調整前)が25.9%減の8億34百万円だった。売上高の内訳は、一般機器分野(一般医療機器備品、放射線診断装置等)が16.5%減の34億76百万円、一般消耗品分野(汎用消耗品、手術関連消耗品等)が2.3%増の130億85百万円、低侵襲治療分野(内視鏡・サージカル備品等)が3.5%減の69億92百万円、専門分野(眼科、整形外科透析等)が0.1%減の63億60百万円、情報・サービス分野(電子カルテシステム、設備保守メンテナンス等)が5.1%減の7億55百万円だった。一般消耗品分野は検査・手術件数の増加に伴い堅調だったが、医療機関の設備投資減少の影響で一般機器分野が低調だった。

 医療機器製造・販売業(整形外科用インプラント製造・販売、超音波を用いた医療用機器の開発・販売等)は、売上高が8.2%減の1億04百万円で営業利益が1億11百万円の損失(前年同期は82百万円の損失)だった。医療モール事業(賃料収入)は売上高が3.5%増の36百万円で営業利益が4百万円(同0百万円の損失)だった。

 全社ベースの業績を四半期別にみると、第1四半期は売上高が150億78百万円で営業利益が36百万円、第2四半期は売上高が155億67百万円で営業利益が1億80百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比4.9%増の676億47百万円、営業利益が29.6%減の5億90百万円、経常利益が30.5%減の6億32百万円、親会社株主帰属当期純利益が42.6%減の3億54百万円としている。配当予想は前期比5円減配の70円(期末一括)としている。予想配当性向は49.0%となる。

 人的資本経営に伴う人件費関連コストの増加、山下医科器械の物流センターリニューアルに係る費用計上などで減益予想としている。中間期の進捗率は売上高45%、営業利益37%、経常利益47%、親会社株主帰属当期純利益38%とやや低水準だが、下期の挽回を期待したい。

■株価は最高値圏で堅調

 株価は最高値圏で堅調に推移している。今期減益予想は織り込み済みだろう。1倍割れの低PBRも支援材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。1月14日の終値は3295円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS143円58銭で算出)は約23倍、今期予想配当利回り(会社予想の70円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS3640円22銭で算出)は約0.9倍、そして時価総額は約84億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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