三菱電機、鉄道車両用空調の新製品発売、可変ダンパーで省エネ・省メンテ実現

■乗車率連動制御を国内初採用、換気負荷を抑制

 三菱電機<6503>(東証プライム)は1月19日、鉄道車両用空調装置(屋根上集中式)の新製品を発売すると発表した。開閉度を調整できる可変ダンパーを国内で初めて採用し、省エネルギー化と省メンテナンス化を両立させることで、車両運用コストの削減と持続可能な鉄道輸送の実現を狙う。

 背景には、脱炭素社会に向けた消費電力削減要請と、感染症対策を踏まえた換気強化による空調負荷の増大がある。新製品は乗車率に応じて外気取入量を制御し、車内外の温度差が大きい場合でも熱負荷を抑制する。さらに、車内温度が外気温度を一定以上上回る際には外気を積極的に取り込み、冷房稼働率を低減する制御を行う。これにより年間消費電力量を従来比で最大約14.4%低減できるとしている。

 また、集塵率の高い摩擦帯電フィルタの採用により室内熱交換器の汚損を抑え、清掃周期を約2倍に延ばすことが可能となる。電流センサによる常時モニタリングも導入し、異常検知や点検作業の効率化を図る。同社は設計標準化や標準部品の活用による安定供給も進め、鉄道事業者のライフサイクルコスト低減と環境負荷軽減に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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