冨士ダイス、水電解用高性能電極「PME」が“超”モノづくり部品大賞「生活・社会課題ソリューション関連部品賞」を受賞

■消費電力最大2割削減、貴金属フリー触媒でカーボンニュートラルに貢献

 超硬合金製耐摩耗工具・金型製造で国内トップシェアの冨士ダイス<6167>(東証プライム)は12月23日、水の電気分解に用いる電気化学反応用高性能電極「PME」が、モノづくり日本会議および日刊工業新聞社主催の「2025年“超”モノづくり部品大賞」において「生活・社会課題ソリューション関連部品賞」を受賞したと発表した。12月11日には東京・大手町の経団連会館で贈賞式が行われた。

 同賞は、日本のモノづくりを支える部品・部材の中から、産業や社会課題の解決に貢献する優れた製品を表彰するものだ。受賞した「PME」は、水の電気分解による水素製造装置向けの電極で、装置に組み込むことで従来比1割~2割の消費電力削減が見込まれる。触媒にはカルシウム、銅、鉄の酸化物を用い、貴金属を使用しない点も特長である。

 同製品は、同社のコア技術である粉末冶金技術と高圧工具を活用して開発した高性能触媒を電極内に組み込むことで高効率化を実現した。現在、装置メーカーでのテストが進んでおり、2027年度の製品化を目指す。超硬合金製耐摩耗工具・金型を主力としてきた同社にとって、新分野への展開を象徴する製品となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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