【どう見るこの株】フーディソン、通期増収増益見通し、季節性3Qと事業環境改善が追い風
- 2026/1/27 08:36
- どう見るこの株

■3Q決算発表先取りに選挙公約の消費税減税が加わり13連騰
フーディソン<7114>(東証グロース)は、前日26日に3円高の864円と4日間の変わらずを挟み13日営業日続伸した。同社株は、今年2月13日に今2026年3月期第3四半期(2026年4月~12月期、3Q)決算の発表を予定しており、3Qが季節性のある事業特性から利益がもっとも大きく計上されることを先取りして下げ過ぎ修正買いが増勢となった。またきょう27日に公示され2月8日に投開票される衆議院選挙では、与野党が揃って物価高対策として食料品の消費税を0%にすることを選挙公約に掲げており、事業環境の好転期待を高め追撃材料視されている。
■事業特性から3Qの利益貢献度が大きく通期利益はV字回復予想
同社は、飲食店向けの鮮魚コマースサイト「魚ポチ」を運営するBtoBコマースサービス事業と「sakana bacca」で個人向けに食品を販売するBtoCコマースサービス事業、さらにフード業界に人材を紹介するHRサービス事業を経営の3本柱としている。顧客の飲食店が、季節的に3Qが繁忙期となることから同社も売り上げ、利益とも3Qに大きく積み上げる事業展開を続けている。昨年11月に発表した今期第2四半期(2025年4月~12月期、2Q)累計業績は、売り上げ36億3400万円(前年同期比13.2%増)、営業利益3700万円(同56.7%減)、経常利益3700万円(同56.0%減)、純利益1700万円(同76.5%減)で着地し、3月通期予想業績に対する進捗率は、売り上げは45.3%と順調に推移したものの、利益は9%~17%と目安の50%を下回った。売り上げは、BtoBコマースサービス事業のアクティブユーザー数が、4724ユーザー(同16.4%増)と伸び、BtoCコマースサービス事業でも店舗数が増加し9店舗となったことなどが寄与したが、利益は人員増の先行投資や新規出店費用、広告宣伝費、原材料価格上昇などインフレの影響などで伸び悩んだ。
ただ事業特性上、利益貢献度の高い3Q業績によるカバーに期待して今3月期通期業績は期初予想を据え置いた。売り上げ80億円(前期比16.5%増)、営業利益2億2000万円(同31.4%増)、経常利益2億2000万円(同30.1%増)、純利益1億8000万円(同26.1%増)と見込んでいるもので、V字回復を鮮明化させる。続く2027年3月期業績も、総選挙で与野党とも選挙公約に掲げている食料品の消費税0%が実現すれば、事業環境は大好転して業績続伸の可能性が強まってくる。
■ミニGC示現で上昇トレンド転換し「半値戻しは全値戻し」に弾み
株価は、昨年2月に前期業績の下方修正と綱引きした株主優待制度の導入を歓迎し、昨年来高値1183円をつけ、トランプ関税ショックで昨年来安値708円へ突っ込んだが、自己株式取得、優待制度拡充などが続いて戻り高値998円までリバウンドした。ただ今期2Q業績の伸び悩みでは再度下値を探り、790円安値まで調整し、消費税減税期待で底上げ、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆した。株価水準は、戻り高値998円から直近安値790円までの調整幅の3分の1戻しを達成し半値戻し目前となっており、相場格言通りに半値戻しで弾みをつけ「半値戻しは全値戻し」でまず戻り高値998円奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)























