【株式市場】追加緩和期待などで一段と上げ幅広げ日経平均は大幅反発

◆日経平均の終値は1万6958円53銭(941円27銭高)、TOPIXは1374.19ポイント(72.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は26億43万株

 22日後場の東京株式市場は、週末売買日とあって株価指数先物を買い戻す動きが強まったようで、中盤から日経平均の上げ幅が一段と拡大し、欧州や日本の追加緩和観測などを背景として大引け間際には976円70銭高の1万6993円96銭まで上げて劇的な急反発となった。今年に入って値上がりした日はまだ3日だが、昨年来の上げ幅では15年9月9日の1343円高に次ぐ急伸となった。主な株価指数はすべて高い。

 トヨタ自動車<7203>(東1)が後場一段高となり3日ぶりに6800円台を回復したほか、昨日の下げが目立った不動産株も三菱地所<7202>(東1)が6%近い上げとなるなど全面高。土木管理総合試験所<6171>(東2)は幕張新駅構想(千葉県)などが言われてストップ高となり、テクノホライゾン・ホールディングス<6629>(JQS)は車載カメラ用超広角レンズ対応6軸調整ユニットなどが言われて急伸。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は好決算や配当性向の引き上げなどが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は26億43万株(前引けは11億3799万株)、売買代金は2兆8194億円(同1兆1218億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は1920(同1878)銘柄、値下がり銘柄数は8(同35)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、倉庫・運輸、不動産、鉄鋼、その他金融、ゴム製品、証券・商品先物、非鉄金属、その他製品、輸送用機器、機械、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る