【株式市場】トランプ氏優勢とされて米国株安く日経平均は一時272円安だが好業績株は強い

株式

◆日経平均の前引けは1万7200円61銭(241円79銭安)、TOPIXは1371.03ポイント(22.16ポイント安)、出来高概算(東証1部)9億9689万株

チャート9 2日(水)前場の東京株式市場は、米大統領選に向けた直前の世論調査でトランプ氏が優勢に立ったとされてNYダウが下げ、為替はドルが売られて円高に転じた。このためトヨタ自動車<7203>(東1)などが朝から軟調で、日経平均は204円安で始まった後も下値を探り、11時過ぎに272円70銭安(1万7169円72銭)まで下押し、前引けも241円79銭安(1万7200円61銭)となった。主な株価指数はそろって安い。

 四半期決算の好調な銘柄や材料株が強く、日本ハム<2282>(東1)は通期予想の増額修正もあり活況高。新日鐵住金<5401>(東1)は減益だったが予想より堅調とされて高い。アイビーシー<3920>(東マ)は日本IBMとの協力関係を強化との発表などが言われて反発。太洋物産<9941>(JQS)はTPP(環太平洋経済連携協定)の恩恵を受ける関連株とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は9億9689万株、売買代金は9978億円。1部上場1986銘柄のうち、値上がり銘柄数は165銘柄、値下がり銘柄数は1764銘柄となった。

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