エフティグループの第3四半期は増収ながら減益だが、配当は10円増配の年34円を見込む

■営業部門の年間休日を従来の105日から120日に増やし社員が働きやすい環境を整える

 エフティグループ<2763>(JQS)の第3四半期は、増収ながら減益となった。配当は、10円増配の年34円を見込む。

 今17年3月期第3四半期連結業績は、売上高288億90百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益28億92百万円(同18.3%減)、経常利益28億84百万円(同18.1%減)、純利益16億68百万円(同21.5%減)となった。

 法人事業のUTMサーバ、FT光・プロバイダ、WEBサービス、コンシューマ事業のひかり速トクの売上が伸びたことに加え、今第3四半期より太陽光発電設備の売上が加わったことから増収となった。

 利益面においては、新卒社員を過去最多の199名採用したことから人件費が膨らんだことと、上半期に法人事業におけるOA機器の販売台数減少による受取コミッションの低下や新規顧客開拓促進による売上総利益率の低下の影響等もあり、減益となった。

 トピックスとしては、平成28年7月に法人事業において長崎県に新たな拠点を開設、9月にはインターネット接続サービスの契約取次等のコミュニケーション事業を主業とするトップマークスと合弁会社株式会社リアンを設立、10月には西日本地区の個人ユーザー向け太陽光発電設備販売の最大手企業であるアローズコーポレーションを連結子会社化した。
 また、営業部門の年間休日を従来の105日から120日に増加させ残業時間の短縮を図る等、社員が働きやすい環境の整備を行った。

 今通期連結業績予想は、売上高400億円(前期比7.5%増)、営業利益49億円(同0.5%増)、経常利益48億50百万円(同0.3%増)、純利益27億円(同8.2%減)を見込む。

 配当については、年間配当34円(前期24円)と10円の増配を見込む。ちなみに、配当利回りは3.79%と高配当といえる。(TA)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■神戸大学との共同開発で年間2.2万トンのCO2削減を目指す  セブン&アイ・ホールディングス<3…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■1500を超えるエピソードが語る  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)グループ…
2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■政治リスク下の資産防衛、産金株とバリュー株が浮上  米国大統領選挙が迫る中、トランプ前大統領の支…
  2. ■トランプ氏支持率上昇でNYダウ最高値、金価格も高騰  どうも「もしトラ」らしい。あと2週間後の1…
  3.  政局の不安定化や予想外のノーベル賞受賞など、「ざんねん」な展開が続いた前週から一転、今週は企業業績…
  4. ■東証取引時間延長も視野に、証券各社の業績に注目集まる  前週は石破内閣の解散や選挙関連銘柄の低迷…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る