【狙い場・買い場】ペガサスミシンは業績伸長受け見直し局面、PERでの割安感

狙い場・買い場

ペガサスミシン製造<6262>(東1)は583円と続伸している。テクニカルではMACDで買い指示。足元の業績は好調で、割安感があり水準訂正が期待されることから注目したい。

同社は、主に縫製工場で使用される工業用ミシンを製造・販売。なかでもTシャツや水着など、 伸縮性のあるニット生地の縫製に適している 「環縫い(かんぬい)」という縫い目を構成するミシンの専業メーカー。市場変化に応じた販売と生産体制の整備に努め、業界最高水準のサービス、品質、製品の提供に注力している。

今3月期第3四半期決算は、売上高が122億4300万円(前年同期比21.0%増)、営業利益が13億4600万円(同57.8%増)、経常利益が18億7900万円(同64.9%増)、純利益が21億5300万円(同2.3倍)に着地。

主力の工業用ミシンが、縫製産地の流動化に応じた販売戦略の展開に努めたほか、製造面では、ベトナ ム拠点での生産機種を拡大し、中国拠点では合理化や高級機の生産能力の強化を図り、日本国内の生産体制についても、効率化・高度化に注力したことが業績に大きく貢献した。

通期業績予想は、売上高が162億円(前期比15.2%増)、営業利益が17億円(同52.1%増)、経常利益が17億3000万円(同37.3%増)、純利益が15億5000万円(同62.6%増)を見込んでる。年間配当は10円(同4円増)を予定。

株価は、昨年10月27日につけた昨年来の高値760円から2月5日安値527円まで3割調整。550円割れを下値として固め出直りつつある。

中国拠点で高級機への生産シフトによる販売拡大が続く見通しで、今期予想PER9倍台、PBR0.81倍と割安感があり、調整一巡感が出ており、水準訂正が期待されそうだ。(N)

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