【注目銘柄】ネオジャパンは18年1月期2Q累計が計画超の大幅増益、通期も増額の可能性

注目銘柄

 ネオジャパン<3921>(東マ)に注目したい。企業・官公庁向けソフトウェアのパッケージ販売およびクラウドサービスを展開している。18年1月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期も増収増益予想である。そして増額の可能性がありそうだ。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。1500円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。

■18年1月期2Q累計が計画超の大幅増益で通期予想に増額の可能性

 9月12日発表した18年1月期第2四半期累計(2~7月)の非連結業績(9月4日に売上高を1百万円変額、営業利益を63百万円増額、経常利益を64百万円増額、純利益を51百万円増額)は、売上高が前年同期比9.6%増の11億27百万円、営業利益が42.7%増の2億50百万円、経常利益が31.7%増の2億61百万円、純利益が34.7%増の1億82百万円だった。自社開発ソフトウェアの資産計上額が想定を上回ったことや、一部の営業費用が未消化だったことも寄与して計画超の大幅増益だった。

 クラウドサービスが16.5%増収と好調に推移して牽引した。利用ユーザー数が増加に増加してdesknet’NEOクラウド版サービスの売上高が43.7%増と大幅伸長した。プロダクトも5.4%増収と堅調だった。中小規模ユーザー向けスモールライセンスが5.8%増収、大規模ユーザー向けエンタープライズライセンスが13.9%増収、カスタマイズが17.8%増収、desknet’NEOのサポートサービスが4.1%増収と堅調だった。

 通期の非連結業績予想は売上高が17年1月期比8.7%増の23億円、営業利益が同10.3%増の4億32百万円、経常利益が同5.3%増の4億51百万円、純利益が同2.0%増の3億02百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.0%%、営業利益が57.9%、経常利益が57.9%、純利益が60.3%と高水準である。上期に未消化だった営業費用を下期に消化予定のため通期予想を据え置いたが、クラウドサービスの好調が牽引して通期予想にも増額の可能性がありそうだ。

■株価は年初来高値圏、フシ突破すれば上げ足速める可能性

 株価(17年7月1日付で株式2分割)は年初来高値圏1400円近辺でモミ合う形だが、徐々に7月18日の年初来高値1510円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。1500円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る