【どう見るこの相場】リスクオフで不安定な展開、米国株や為替の落ち着き待ち

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 今週2月13日~16日の株式市場は、米国株や為替の動向を睨みながらリスクオフの不安定な展開が継続しそうだ。企業の10~12月期決算発表が一巡してやや材料難となり、米国株や為替の落ち着きを待つ形だろう。一旦はリバウンド局面が期待されるものの、一段と調整色を強める可能性もありそうだ。

■リスクオフの不安定な展開

 前週(2月5日~9日)の日経平均株価は、終値ベースで5日が592円安、6日が1071円安、9日が508円安と不安定な展開となり、週間ベースで1891円安となった。米長期金利上昇を警戒してNYダウ30平均株価が終値ベースで2日に665ドル安、5日に1175ドル安、8日に1032ドル安と急落し、為替も1ドル=108円台前半までドル安・円高方向に傾いたため、日本株にもリスクオフの動きが広がった。

 今週(2月13日~16日)の日経平均株価は、3連休明け13日については、日本市場が休場だった12日の米国株が大幅高となったことを受けて、堅調なスタートとなりそうだ。ただし為替が1ドル=108円台半ばのドル安・円高水準のため、反発力は限定的となりそうだ。

 その後も米国株や為替の動向を睨みながら、リスクオフの不安定な展開が継続しそうだ。企業の10~12月期決算発表が一巡してやや材料難となり、米国株や為替の落ち着きを待つ形だろう。一旦はリバウンド局面が期待されるものの、米国株の調整局面入りを警戒して、日本株は一段と調整色を強める可能性もありそうだ。

■10~12月期決算で売られた好業績銘柄を見直し

 国内企業の10~12月期決算発表が一巡する。好業績にもかかわらず、初動反応で売り込まれた銘柄の見直し買いに注目したい。

 また為替が1ドル=108円~109円近辺で推移すれば、19年3月期の収益拡大に対する期待感が後退し、輸出関連の主力株に対しては様子見ムードを強める可能性もあるだろう。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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