【今日の言葉】今夕のNYダウは雇用統計をどう織込むか

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『今夕のNYダウは雇用統計をどう織込むか』=アメリカの3月雇用統計において就業者数の増加が12.6万人の増加にとどまり2月の26.4万人増加から大きく落ち込み、今夕のNYダウの動向が注目されている。

弱気の見方はドル高や原油安の影響でアメリカ景気が変調をきたしているとしてNYダウは1万7100ドル前後まで急落するという。反対に強気の見方は東部の豪雪の影響が大きかったため就業者の伸び鈍化は一時的で景気の基調に変化はなくNYダウも現水準をキープするとみている。

一方、中立的な見方では、昨年11月には就業者数増加が42.3万人を記録しており、このままの状態が続けば景気は過熱の心配があったため、今回の数値は過熱予防ということでは評価できるという。とくに、今後15~20万人ペースで落ち着けばアメリカ景気は良好な巡航速度をキープできるとの見方もある。

ともかく今回の雇用統計で6月利上は消えたことだけは間違いなさそうだ。この点を今夕のNYダウがどのように織込むか見所である。

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