識学は下値切り上げ、20年2月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 識学<7049>(東マ)は、独自組織運営理論「識学」による組織コンサルティング事業を展開している。20年2月期大幅増収増益予想である。株価は5月高値から急反落した。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、一方では下値を切り上げている。戻りを試す可能性もありそうだ。

■独自組織運営理論「識学」による組織コンサルティング事業

 19年2月東証マザーズに新規上場した。独自組織運営理論「識学」による組織コンサルティング事業(マネジメントコンサルティングサービス、プラットフォームサービス)を展開している。「識学」とは、誤解や錯覚を排除し、認識共通化や言動改善を通じて、人々の生産性向上を実現するメソッドとしている。

■20年2月期大幅増収増益予想

 20年2月期の非連結業績予想は、売上高が19年2月期比32.2%増の16億55百万円、営業利益が13.3%増の2億80百万円、経常利益が19.3%増の2億79百万円、純利益が19.1%増の1億93百万円としている。

 組織の生産性向上を図る市場ニーズを背景に、マネジメントコンサルティングサービスを強化する。収益率改善に向けた開発内製化など先行投資負担を吸収して大幅増収増益見込みである。収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は5月30日高値2500円から急反落した。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、一方では下値を切り上げている。戻りを試す可能性もありそうだ。6月28日の終値は1801円、時価総額は約135億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  2. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…
  3. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  4. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る