【注目のリリース】東洋紡の「オリエステル」が池坊のオリジナル花袋に

■通常は折りたたむことが難しいポリエステルに独自技術で優れた折れ曲げ性を

東洋紡<3101>(東1)は15日の後場一段と強含み、180円(8円高)まで上げて2014年6月以来の180円台に進んだ。今年1月につけた年初来の高値192円をまだ抜いていないため、日経平均などの株価指数に比べて出遅れ感がある中で、15日に同社開発の折れるポリエステルフィルム「オリエステル」(東洋紡の登録商標)素材が、いけばな池坊のオリジナル花袋に採用されたと発表したことなどが挙げられ、新素材に注目が集まった。

発表によると、「オリエステル」は、通常、折りたたむことが難しいポリエステルフィルムに、同社独自の技術で優れた折れ曲げ性を持たせたポリエステルフィルム。今回、その特長が評価され、通常のポリエステルフィルムが使用できなかった手提げ袋の用途で採用が決まった。この花袋は、ポリエステルフィルムの持つ耐水性により、切り花を新聞紙で包むなどの水濡れ対策をせずに、そのまま入れて持ち運ぶことができる。また、優れた印刷特性を生かし、若い世代にも好まれる、明るいデザインと色彩をそろえた。4月10日から池坊会館(京都市・烏丸六角)にある日本華道社の売店で販売されている。

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