【狙い場・買い場】UKCホールディングスは今3月期2ケタ増益に回復、中期計画で年50円配当目指す

狙い場・買い場

UKCホールディングス<3156>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期は営業2ケタ増益見通しで割安感があり注目したい。

同社は、各種半導体・電子部品販売事業、電子機器・システム機器販売事業、品質検査事業、EMS事業等の運営、およびこれらの事業を営む会社の株式又は持分を保有することにより、当該会社の事業活動を支配・管理を行っている。同社グループは、新規商材の積極的な開拓、中核製品であるソニーのイメージセンサーの自動車向け拡販、業務資本提携による製品ラインアップの拡張やソリューション志向への転換の取り組みに注力していく方針。

前2015年3月期業績実績は、売上高2806億7200万円(前の期比11.5%減)、営業利益55億7800万円(同19.5%減)、経常利益62億3300万円(同13.9%減)、純利益40億3700万円(同8.2%減)に着地。 年間配当は20円を予定している。

今16年3月期業績予想は、売上高3000億円(前期比6.9%増)、営業利益65億円(同16.5%増)、経常利益63億円(同1.1%増)、純利益42億円(同4.0%増)を見込んでいる。配当性向は短期的(2年以内)には20%程度、中期的(5年以内)には25~30%を目指す方針で、今期年間配当は50円(同10円増)と増配を予定している。

株価は、4月20日につけた年初来の高値2286円から5月11日安値2111円まで調整を挟んで上昇。海外スマートフォン向けシェア回復、中小型液晶・自社EMSの事業環境は堅調が見込まれ増益に転じる見通しで、今期予想PER8倍台・PBR0.61倍と割安感がある。期待先行といった感はあるが、13週移動平均線がサポートしており、高値奪回から一段と騰勢を強めるか注目したい。(N)

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