【今日の言葉】好調決算だがイケイケどんドンにはなれない

『好調決算だがイケイケどんドンにはなれない』=3月期銘柄の2015年3月期決算発表が最盛期を過ぎた。注目の2016年3月期も概ね順調が予想されている。

マーケットの重要指標である日経平均ベースの予想1株利益でみれば2014年3月末の1019円が2015年3月末に1120円、さらに直近5月14日時点では1211円となっている。現時点では14年3月に比べると1株利益は18.8%の伸びだが、今年3月期末比では8.1%の伸びにとどまっている。

仮に、ここ2年余のPER最高である18.18倍まで買えば日経平均は2万2015円という計算値となる。計算上はここから日経平均は10%ほど上値が見込めることになるが、「このていどの上値目標では、これまでのようなイケイケどんどんという気持ちにはなれない」との声も聞かれる。これからのマーケットは銘柄選別がいっそうポイントとなりそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る