DeNAが一段高、第1四半期の大幅増益が注目され値動きに弾みつく

■「ライブストリーミング」事業が黒字化、営業利益は5.4倍

 DeNA<2432>(東1)は8月7日、9時30分にかけて10%高の1806円(169円高)まで上げ、昨6日のストップ高に続いて一段高となった。8月5日発表の第1四半期連結決算(2020年4~6月、IFRS)で営業利益が前年同期の5.4倍となるなど各利益とも劇的な大幅回復となり注目の衰えない展開になっている。値動きが警戒になりに弾みがついてきたとの見方がある。

 第1四半期は、外出自粛や臨時休校、ステイホームなどのため需要が伸びた模様で、「ライブストリーミング」事業が黒字に転換。スマートフォン向けゲームは好調に推移し、純利益は前年同期の4.1倍の99.02億円となった。3月通期の連結業績予想は、合理的な数値の算出が困難として開示を見合わせたが、前期・20年3月期の赤字からV字回復するコースに現実味が出てきたとの見方が出ている。(HC)

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