【狙い場・買い場】日本エスコンの今12月期20%の増益、ミニGCで上値追う可能性

狙い場・買い場

日本エスコン<8892>(JQS)は、ミニゴールデンクロス(GC)を示現。足元の業績が順調でモミ合い上放れが期待されることから注目したい。

同社は、1995年の設立以来、「無いものは創る」という熱意を原動力に、不動産が宿す無限の可能性を引き出し、磨き、活かすことで「価値ある事業の創出」を実現している。設立21年目を迎え、自社マンションブランドの展開をはじめ、プロパティマネジメント事業や投資顧問事業、商業開発、不動産企画コンサル等、あらゆる不動産のベストソリューションを提案する総合デベロッパー企業に成長している。

同社グループは中核事業である不動産販売事業において、分譲マンションの販売を推進したこと及び販売用不動産2案件の販売し、順調に推移。不動産賃貸事業においては、保有する収益不動産の賃料収入の増加を含めた資産価値の向上を図るべくリーシング活動及びプロパティマネジメント事業に注力。不動産企画仲介コンサル事業においては、企画力、多面的な事業構築力を最大限に活かし、企画コンサル等の業務受託等に積極的に注力している。

今2015年12月期・第1四半期業績実績は、売上高60億円(前年同期比2.8倍)、営業利益8億6100万円(同3.5倍)、経常利益6億3300万円(同7.0倍)、純利益5億6800万円(同5.6倍)と大幅増収増益着地。第1四半期純利益は第2四半期計画にほぼ到達し順調。

通期業績予想は、売上高260億円(前期比38.0%増)、営業利益34億円(同20.8%増)、経常利益25億円(同20.5%増)、純利益24億5000万円(同1.6%増)を見込む。年間配当は期末一括6円(同3円増)を予定。

株価は、4月7日につけた年初来高値305円から4月30日安値233円まで調整。その後、モミ合っている。訪日外国人(インバウンド)が投資目的でマンションなどを購入しており、同社を取り巻く事業環境は明るい。また、26日大引け後には株主優待制度を導入すると発表しており、市場の関心を集めると予想する。今期予想PER7倍台と割安感があるほか、配当利回り2.3%と利回り妙味がソコソコあり、高値奪回となるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る