松田産業は22年3月期1Q大幅増益で2Q累計・通期予想を上方修正、さらに再上振れの可能性

(決算速報)
 松田産業<7456>(東1)は8月11日の取引時間終了後に22年3月期第1四半期連結業績を発表した。貴金属関連事業の好調が牽引して大幅増収増益だった。そして第2四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正した。さらに再上振れの可能性が高いだろう。収益拡大基調を期待したい。株価は調整一巡して切り返しの動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。

■22年3月期1Q大幅増益で2Q累計・通期予想を上方修正

 22年3月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比31.0%増の701億20百万円、営業利益が2.6倍の41億89百万円、経常利益が2.6倍の43億11百万円、親会社株主帰属四半期純利益が2.7倍の29億87百万円だった。

 貴金属関連事業の好調が牽引し、食品関連事業の市況好転も寄与して大幅増収増益だった。貴金属関連事業は47.2%増収で2.6倍増益だった。主力顧客であるエレクトロニクス業界の生産活動が回復し、貴金属リサイクル取扱量および産業廃棄物処理受託が増加した。金製品・銀製品の販売量増加に加えて、貴金属相場の上昇も寄与した。食品関連事業は3.2%増収で2.6倍増益だった。新型コロナウイルスの影響で業務用需要が低迷しているが、水産品、畜産品、農産品の販売量が増加した。

 第1四半期の好調を受けて、第2四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正した。修正後の通期連結業績予想は売上高が21年3月期比8.0%増の2500億円、営業利益が33.1%増の107億円、経常利益が32.6%増の111億円、親会社株主帰属当期純利益が26.3%増の77億円としている。配当予想は据え置いて4円増配の42円(第2四半期末21円、期末21円)としている。

 なお通期予想の上方修正幅(売上高200億円、営業利益25億円、経常利益25億円、当期純利益16億円)は、第2四半期累計の上方修正幅を上乗せして下期の計画を据え置いた形である。修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が28.0%、営業利益が39.1%と高水準である。通期予想は再上振れの可能性が高いだろう。収益拡大基調を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は5月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。8月11日の終値は2260円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS295円17銭で算出)は約8倍、時価総額は約653億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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