【株式市場】日経平均は後場軟化し5日ぶりに反落、SQの前で手控える様子も

東京証券取引所

◆日経平均は2万8015円02銭(55円49銭安)、TOPIXは1953.55ポイント(0.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億4417万株

 8月12日(木)後場の東京株式市場は、前引けにかけて堅調さを取り戻したファナック<6954>(東1)が再びダレて13時頃から軟調になり、ソフトバンクG<9984>(東1)はジリ安など、日経平均に影響度の強い株の動きが重くなり、13日朝の先物SQ算出に向けた動きとの見方が。日経平均も13時にかけて前日比変わらずまで値を消し、その後は小安い水準で小動きを続けた。大引けは前日比反落で5日ぶりに安く終わった。

 後場は、東洋エンジニアリング<6330>(東1)が急伸して始まり、前引け後に発表した第1四半期決算などを好感。リズム時計<7769>(東1)は11日発表の四半期決算が好感されて一段ジリ高。玉井商船<9127>(東2)は11日発表の四半期決算と業績予想の増額などが好感され朝方から大引けまで気配値のままストップ高。BCC<7376>(東マ)は13時の第3四半期決算発表を境に急伸し大引けまでストップ高。東洋合成<4970>(JQS)は前週末の四半期決算発表を受け週明けから毎日大幅高。

 東証1部の出来高概算は10億4417万株(前引けは5億3444万株)、売買代金は2兆3844億円(同1兆2534億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1049(前引けは1160)銘柄、値下がり銘柄数は1024(同881)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉱業、非鉄金属、化学、機械、証券商品先物、ガラス土石、建設、石油石炭、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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