海運株が再び上げ川崎汽船は最高値を更新、NY株大幅高や中国・恒大問題の後退など好感

■米中の景気回復期待が再燃、日本郵船も上場来の高値に迫る

 9月34日の東京株式市場では、大手海運株が再び活況高で始まり、川崎汽船<9107>(東1)は取引開始直後に7870円(320円高)まで上げて9月17日につけた上場来の高値を3取引日ぶりに更新した。日本郵船<9101>(東1)は1万600円(430円高)まで上げ、16日につけた上場来の高値1万700円に迫っている。

 NY株式が東京市場の休場日をはさんで22、23日とも大幅に上げ、ダウは2日間で844.98ドル高(22日に338.48ドル高、23日に506.50ドル高)となり、米国景気回復による恩恵への期待が再燃したほか、中国景気への影響が懸念されている同国の不動産大手・恒大集団のデフォルト懸念が後退したことなどが買い材料視されている。川崎汽船にはLNG新造船の建造といった積極材料もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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