ペプチドリームが後場急伸、事業取得資金を借入れで調達とし「希薄化」の懸念消滅

■新株予約権の発行などと異なり発行株数の増加を招かず

 ペプチドリーム<4587>(東1)は10月26日の昼12時30分、「借入による資金調達検討に関するお知らせ」を発表し、株価は後場寄り後いきなり8%高の2716円(212円高)まで上げて大幅反発となっている。新株予約権の発行や増資と異なり、発行株式数の増加(株式価値の希薄化)を招かない点に注目し好感する様子がある。

 発表によると、9月2日に開示した富士フイルムHD<4901>(東1)の富士フイルム富山化学株式会社の放射性医薬品事業取得に係る資金のパーマネント化に関して、各種資金調達手法を検討してきたが、資本コスト最適化等の観点から、金融機関からの借入により資金調達を行う方向で検討を進めている。借入時期、借入先などについては、確定次第公表する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る