川崎近海汽船が堅調・逆行高、「三陸道」全線開通しフェリーの八戸/苫小牧航路に注目集まる

川崎近海汽船 9179

■復興道路「仙台/八戸」からフェリーで北海道まで直結

 川崎近海汽船<9179>(東2)は12月20日、3265円(25円高)まで上げた後も堅調に推移し、東証2部指数の1.2%安、TOPIX(東証株価指数)の1.9%安などの中で逆行高となっている。フェリーの八戸/苫小牧航路を1日4往復運航しており、18日、「三陸沿岸道路(三陸道)」が全線開通し、「仙台―八戸、復興後押し」(日本経済新聞12月19日付朝刊)などと伝えられ、八戸/苫小牧航路との接続による利用拡大への期待が出ている。

 三陸道は、「仙台市―青森県八戸市の全長359キロが直結し」「各県の太平洋沿岸と内陸部をそれぞれつなぐ4つの復興支援道路を含め、計570キロの道路網が整った」(同)という。川崎近海汽船のフェリーは北海道から八戸に直結しているため、北海道の産物の供給が格段に促進されると見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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