アイリッジ、「MoneyEasy」が地域デジタル通貨「ばんだいコイン」のプラットフォームに採用

■福島県磐梯町で県内初の地域デジタル通貨

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は、連結子会社フィノバレーのデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が、地域デジタル通貨「ばんだいコイン」のプラットフォームとして採用されたと発表した。提供開始は、7月22日からとしている。

 福島県磐梯町はデジタル変革に積極的に取り組んでおり、2021年度には、町民向けの地域振興券「磐梯町プレミアムとくとく商品券」のデジタル化を行い、販売とともに即日完売、多くの町民が利用した。

 今回、アプリ決済に対する町内事業者の経験値がたまったこと、デジタル商品券の利用やスマートフォン教室を経て町民のデジタルリテラシーが向上したことなどを受け、2022年度は次のステップとして、町外も含め、より多くの人が利用できる地域デジタル通貨「ばんだいコイン」を発行するとした。

 発行に際しては、町外の人にも使いやすい仕組みであること、アプリデザインや決済音のカスタマイズで地域愛をかたちにできることなどから、フィノバレーのデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が採用された。

 「ばんだいコイン」は磐梯町内の加盟店舗でのみ利用可能なデジタル通貨。1コイン=1円相当として利用でき、チャージ金額に対して10%のポイントが付与される。町民だけでなく、町外の人も利用可能。チャージは磐梯町内に設置されたチャージ機に加え、セブン銀行<8410>とのATM提携により、全国のセブン銀行ATMでも行える。

 「ばんだいコイン」は導入初年度となる2022年は、1億円のコインを流通させ、地域経済への貢献を果たすとしており、また、2022年度は実証事業としての導入だが、今回の結果を検証しながら、来年度以降の継続的な運用を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る