【株式市場】日経平均は反落し250円安、後場は中国のコロナ隔離緩和観測などで持ち直す

東京証券取引所

◆日経平均は2万7006円96銭(250円42銭安)、TOPIXは1895.41ポイント(19.65ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億4453万株

 10月20日(木)後場の東京株式市場は、一段の円安に警戒感があり、対ドルでの円安は逆風とされるソニーG<6758>(東証プライム)が一段軟調にスタート。景気の冷え込みはマイナスの日本製鉄<5401>(東証プライム)なども一段安で始まった。しかし、上海株が午後の取引からいきなり上伸し、中国が入国者のコロナ隔離期間を短縮と伝えられたことなどから日本航空<9201>(東証プライム)などが急激に上値を追い始め、上げ一服となっていた高島屋<8233>(東証プライム)などの百貨店株も動意を強めた。半導体株もレーザーテック<6920>(東証プライム)などは高い。日経平均は336円安で始まり、直後の384円93銭安(2万6872円45銭)を下値に持ち直し、大引けは前日比で反落だが下げ幅を縮めた。

 後場は、日本光電工<6849>(東証プライム)が一段と上げ、前場に続いて業績予想の増額修正など好感されて高値を更新。フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)も一段と上げ、マイナンバーカードの「プラットフォーム事業者」として主務大臣認定を取得済みである点など注目されストップ高。THEグローバル社<3271>(東証スタンダード)は京都でのホテル事業などに期待強いとされ一段高。ログリー<6579>(東証グロース)はAbemaTV(アベマティーヴィー)の「ABEMA TIMES」との戦略提携など好感され2日連続ストップ高。レオパレス<8848>(東証プライム)は「経営陣が入居率を操作」との報道を受けてストップ安。

 新規上場のビジネスコーチ<9562>(東証グロース市場)は前場、買い気配のまま初値がつかず、後場、13時過ぎに4155円(公開価格2070円の2.0倍)で初値がつき、4245円まで上げて大引けは3455円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4453万株(前引けは4億7266万株)、売買代金は2兆5453億円(同1兆1391億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は497前引けは409)銘柄、値下がり銘柄数は1250(同1319)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは5業種)が値上がりし、鉱業、空運、銀行、ゴム製品、保険、陸運、情報通信、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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