商船三井が戻り高値に進む、高配当で「大学ファンド」の買い対象の見方

業績でみる株価

■第2四半期決算発表で3月期末配当予想を50円増の250円に

 商船三井<9104>(東証プライム)は11月30日、再び出直りを強める相場となり、午前9時30分にかけて3310円(70円高)まで上げた後も堅調に推移し、このところの回復相場で高値に進んでいる。このところ、銀行株や高配当銘柄などに「大学ファンド」がインカムゲイン狙いで買いを入れていると伝えられており、同社の高配当(2022年9月中間配当は1株300円)は買い対象との期待が出ている。

 「大学ファンド」は、文部科学省が国内の大学を資金面で支援することを目的に、10兆円規模で設定し、その運用益で支援する。22年5月に関連法が成立した。商船三井は10月31日に発表した第2四半期決算で今3月期末配当の予想を増額修正し、従来予想の1株200円を同250円の見込みに拡大した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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