【株式市場】日経平均は312円高、米利上げペース鈍化期待とNY株急伸など好感

◆日経平均は2万8281円04銭(312円05銭高)、TOPIXは1989.79ポイント(4.22ポイント高)、出来高概算(東証プライム)6億7014万株

 12月1日(木)前場の東京株式市場は、米FRB議長の利上げペース鈍化発言を受けたNYダウ700ドル高を受け、株価指数の先物が先行高し、各業種の代表格銘柄が軒並み高く始まった。ただ、円相場が1ドル136円台の円高となったことなどでトヨタ<7203>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などは取引開始後を高値に上値が重く、キヤノン<7751>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)は軟調。日経平均は朝寄り直後の454円47銭高(2万8423円46銭)を上値に一進一退となったが、前引けの上げ幅は300円台を保った。

 エーザイ<4523>(東証プライム)がアルツハイマー薬に関する開示を受けて連日大幅な出直りとなり3日ぶりに高値を更新。海運株が続伸し米国の景気回復への期待や非海運事業の強化報道などで日本郵船<9101>(東証プライム)は戻り高値。ACCESS<4813>(東証プライム)は四半期期決算など好感され急伸しストップ高。ニーズウェル<3992>(東証プライム)はメルカリ<4385>(東証グロース)からの受注発表に注目集まり活況高。Birdman<7063>(東証グロース)は株式2分割が好感され急伸ストップ高。

 新規上場のサイフューズ<4892>(東証グロース)は午前9時9分に1720円(公開価格1620円の6.2%高)で初値をつけ、その後1777円まで上げて前引けは1679円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億7014万株、売買代金は1兆7260億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は691銘柄、値下がり銘柄数は1071銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、電気機器、海運、化学、パルプ紙、金属製品、ガラス土石、機械、非鉄金属、精密機器、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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