【株式市場】日経平均は297円安、保険・銀行など高く朝方の一時401円安から持ち直す

◆日経平均は2万6210円69銭(297円18銭安)、TOPIXは1895.30ポイント(12.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり6億3697万株

 12月23日(金)前場の東京株式市場は、三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)がジリ高基調となり、中盤からは日本の消費者物価(11月)の3.7%上昇などを受けて一段ジリ高。また、東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株が活況高となり、政府の原発運用期間延長などが好感された。日経平均はNY株の反落などを受け300円安で始まり、午前10時前に401円49銭安(2万6106円38銭)まで下押したが、その後は前引けにかけて回復傾向に転じた。

 エレコム<6750>(東証プライム)が大きく反発し、大手証券による目標株価の引き上げ(1600円から1800円に)など好感。マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は売上高予想の増額修正を受けて利益予想を修正する期待などで急反発。上場3日目のINFORICH<9338>(東証グロース)は高値更新。

 新規上場のGENOVA<9341>(東証グロース)は、午前9時の取引開始と同時に1760円(公開価格は1800円)で初値をつけ、その後は1996円(公開価格の11%高)まで上げ、前引けは1853円。

 同じくアイソインターナショナル<9340>(東証スタンダード)は、午前9時28分に1001円(公開価格870円の15%高)で初値をつけ、その後1007円まで上げる場面を見せて売買され、前引けは861円。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢となり6億3697万株、売買代金は1兆3856億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は465銘柄、値下がり銘柄数は1288銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、電力ガス、保険、銀行、その他製品、石油石炭、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る