AGCは買い気配の後116円高で始まる、今期業績の大幅回復予想と自社株買い・消却を好感

業績でみる株価

■自社株買いは発行済株数の7.2%規模、取得した株式は全て消却を予定

 AGC<5201>(東証プライム)は2月9日、買い気配の後4895円(210円高)で始まり、反発基調となっている。8日15時に発表した2022年12月期の連結決算(IFRS)は税引前利益が前期比72.1%減となるなど、22年11月に開示した予想を全体に下回ったが、今期・23年12月期は大幅回復の見込みとし、同時に中期計画と自己株式の取得(自社株買い)、消却も発表し、好感れている。

 自社株買いは、取得株式総数1600万株(自己株式を除く発行済株式総数の7.2%)、取得価額の総額500億円を各上限とし、2023年2月9日から同年9月22日まで実施。さらに、本件により取得した自己株式については、会社法第178条の規定に基づく取締役会決議により、全て消却する予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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