And Doホールディングスのフィナンシャルドゥが行うリバースモーゲージ保証業務の保証件数が累計1000件を突破

■2017年10月に本格開始、銀行などとの提携は41金融機関に

 ハウスドゥブランドで不動産事業を全国展開するAnd Doホールディングス<3457>(東証プライム)の連結子会社・株式会社フィナンシャルドゥ(大阪府大阪市)が行っている金融機関に対するリバースモーゲージ保証業務の保証件数が、2023年1月末で累計1000件を突破した。And Doホールディングスとフィナンシャルドゥが2月22日午前発表した。

 リバースモーゲージは、自宅などの不動産を担保に資金を借り入れる資産活用法のひとつで、亡くなった後の返済も可能なことから、シニア層からの需要を中心に拡大している。フィナンシャルドゥは、リバースモーゲージにおける担保評価および債務保証業務を2017年10月に本格的に開始し、毎年着実に保証件数を伸ばし2023年1月末で累計保証件数が1001件となり、銀行や信用金庫などとの提携は41金融機関に至った。

 また、And Doホールディングスは、22年6月には楽天銀行を所属銀行とする銀行代理業者として「楽天銀行リバースモーゲージ」の取り扱いを開始しており、テレビCM等の広告を積極的に実施し、保証事業の拡大と併せて、リバースモーゲージ認知・理解向上と、老後資金に不安がある全国のお客さまの利用機会拡大を図っている。

 このような利用環境の拡大と、住宅ローンの借換え費用や、都内を中心にシニア層のマンション購入費用など、使用用途が拡がりを見せていることが、利用拡大につながっているものと捉えられている。

■自社調査でも老後資金の理想と現実にギャップ

 And Doホールディングスが全国50歳以上の一般の方に対して実施した「老後の住まいとお金に関する調査」(2022年6月)で、「老後資金(金融資産)」はいくらくらいあれば大丈夫だと思いますか?、と聞いたところ、持ち家層の老後資金の理想額は1000万円台が最多だったが、実際にいま用意できている現実の額は1000万円未満が最多であり、多くの人は老後資金の準備が進んでいない現状であることが分かった。

 今後も、And Doホールディングスとフィナンシャルドゥは多くの金融機関との提携を実現させることで、リバースモーゲージ保証事業の成長を図り、市場のニーズが高まるシニア層に向けた商品の拡充と、不動産を活用したサービスの提供により、日本経済の活性化に貢献していく方針だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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