【狙い場・買い場】大日精化工業の第1四半期順調、通期増収増益、利回り2.3%

狙い場・買い場

大日精化工業<4116>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。業績好調で割安感があることから、注目したい。

同社は、無機・有機顔料及び加工顔料、プラスチック用着色剤、繊維用着色剤、印刷インキ・コーティング材及び関連機材、合成皮革材料などポリウレタン樹脂、天然由来高分子及びパーソナルケア関連材料、機能性付与材料、CCMシステムの製造及び販売を行っている。

今2016年3月期・第1四半期業績実績は、売上高393億6600万円(前年同期比3.7%減)、営業利益29億円(同5.5%増)、経常利益31億0700万円(同8.9%増)、純利益22億8800万円(同34.2%増)に着地。トナー関連の製品や電線業界向けの着色剤、車両業界向けの内装用材料などが好調で、営業利益は第2四半期計画に対する進捗率が54.7%と順調に推移している。

通期業績予想は、売上高1680億円(前期比3.1%増)、営業利益100億円(同7.9%増)、経常利益103億円(同2.8%増)、純利益67億円(同18.3%増)と2期ぶりに純益最高益更新を見込んでいる。 年間配当は14円(同1円増)と連続増配を予定している。

株価は、5月19日につけた年初来の高値674円から7月9日安値554円まで調整。7月29日安値768円と売り直されて下値から上昇。7月28日に海外現地法人・PT. Hi-Tech Ink Indonesia(インドネシア共和国ブカシ市。社長:木村智昭)における生産設備増設工事が完了し、稼働開始したと発表。インドネシアでは食品などの消費材に使われるパッケージ用グラビアインキの需要がこの数年で大幅に増加しており、今後も伸長が期待される。今期予想PER8倍台・PBR0.73倍と割安感があるほか、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコあり、上値抵抗線の26週移動平均線を突破するか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る