And Doホールディングス、「ハウス・リースバック」で取得した不動産を流動化、譲渡益は6億54百万円を予定

■収益拡大とともに財務の健全化などにも寄与

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は3月27日の15時、棚卸資産の譲渡を発表し、住みながらその家を売却できるサービス「ハウス・リースバック」にて取得した個人住宅などの不動産を流動化し、ファンドであるHLB13号合同会社(一般社団法人ファンドドゥ13号、東京都千代田区霞が関、以下HLB13号)に当該信託受益権を譲渡するとした。譲渡日は2023年3月29日(予定)。

■今回の譲渡資産は3大都市圏の住宅など178件(予定)

 「ハウス・リースバック」は、不動産を活用することで高齢者や個人事業主をはじめとした様々な利用者の資金ニーズに応えることができるサービスとして、同社で大変好評を博している不動産活用法のひとつ。同社では、安定的な収益確保と持続的な成長を図るため、「ハウス・リースバック」の取扱い件数増加およびエリア拡大に努めており、取得した個人住宅などの資産を流動化することで、さらなる収益拡大を図るとともに、保有資産の効率的活用及び財務の健全化につなげている。

 今回譲渡する信託受益権(譲渡資産)の概要は、首都圏・中部圏・近畿圏を中心とした戸建住宅および区分所有建物で、平均・戸当り約17百万円。対象不動産件数は178件(予定)、譲渡価格は29億94百万円(予定)、帳簿価格は23億40百万円(予定)、譲渡益は6億54百万円(予定)。

 本件譲渡にともない、2023年6月期連結決算において上記譲渡価格を売上高に計上する見込み。また匿名組合出資分の配当は営業外収益として計上する予定。なお、本件は22年8月15日に公表した23年6月期の通期業績予想に含まれている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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