建設技術研究所、コンストラクションマネジメント業務の効率化を図るために情報共有ツールを開発

■プロジェクトの進捗や問題点をひと目で把握

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は18日、コンストラクションマネジメント業務の効率化を目的に、設計情報、施工進捗状況などの様々な事業監理情報を共有できるプラットフォームを開発したと発表。このプラットフォームを用いることで、プロジェクトの関係者間での情報共有を効率化し、意思決定の迅速化、速やかな次の行動の実行等を促すことができる。

 プロジェクトには、発注者、設計者、施工者の他、地元住民、地権者、関係機関などの多くの関係者が携わっている。コンストラクションマネジメント業務では、これらの関係者が有する最新情報を共有し、プロジェクトの進捗を円滑に進めることが重要。また、担当者交代時のスムーズな引継ぎや他プロジェクトへの水平展開のためには、プロジェクトの経緯や適用したマネジメント手法などの情報を分かりやすく整理して保管しておくことも必要。

■技術の特徴

・BIM/CIMによる三次元設計データ、工程およびリスク・課題などの事業監理情報をツール上に表示し、ひと目でプロジェクトの概要・進捗・問題点などを共有できるようにしている。
・使う側の目的に応じて、必要な情報を選択して取り出せるようにしている。

■今後の展望

 現在進行中の複数のコンストラクションマネジメント業務で実際に活用しながら、プラットフォームのブラッシュアップを進めている。今後は、情報共有プラットフォームを継続的にブラッシュアップし、コンストラクションマネジメント業務の更なる効率化を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る