阿波製紙は朝安を切り返し反発幅拡大、9月中間配当の復活など好感

■段ボールの需要増につながる案件に反応した実績あり思惑買いも

 阿波製紙<3896>(東証スタンダード)は9月13日、510円(6円安)で始まった後切り返して出直りを強め、5%高の540円(24円高)まで上げて反発幅を広げている。12日の15時に未定だった9月中間配予想と新工場の建設に関する途中経過を発表し、注目が再燃した。また、ウクライナに段ボール製の無人機が供給され使われているとの報道もあり、需要増に期待する向きもある。同社株は、以前、段ボール素材の組立キットと「Nintendo Switch」を連動させた任天堂<7974>(東証プライム)の体感ゲーム『Nintendo Labo』が発売された際に急騰したことがある。

 今期・2024年3月期の第2四半期末配当(9月中間配当)は1株2円の予定とした。前年同期は無配だった。一方、3月期末配当については引き続き未定とした、前年同期は3円50銭だった。

 新工場については、建設コストの上昇などにより設備投資金額を変更し、投資金額を従来の約90億円から約110億円に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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