ピアラはNeXTと業務提携契約を締結、イベントオペレーション力×マーケティング力を活かしライバー育成の強化と多様なマーケティング施策を

 タレントや、レーベル、IPコンテンツホルダーなどのエンタメ業界において活動を行う方々や企業に対して、収益向上を図るための包括的な活動を支援するとともに、ユーザーに対してもこれまでにない体験価値を提供することができるプラットフォーム「CYBER STAR(サイバースター)」を運営するピアラ<7044>(東証プライム)は5日、クリエイターサポート事業を行う株式会社NeXT(本社:東京都新宿区)と業務提携契約を締結したと発表。

■業務提携の背景

 YouTubeが代表に挙げられる動画配信市場の成長を経て、コロナ禍をきっかけに急伸したライブ配信は、規制緩和された現在もなお成長を続けており、そのコンテンツは多岐に渡りライバーはエンターテインメントだけでなく、ゲーム・料理・トレーニングなど自身の興味やスキルに合った内容を配信している。ライバーはその配信を通じてファンコミュニティを形成し自身のブランドを構築して収益化を図っている。

 しかし誰でも簡単に挑戦はできるもののクリエイター活動だけで生計を立てられるのはごく少数であるのも事実で、事務所に所属せず個人での活動のみで成功するのはハードルが高いことから、同社はクリエイターのプロが育成支援しキャリアの確立を目的とする事務所「Fairy」を設立した。

 NeXTは配信アプリ「17LIVE」、「ミクチャ」、「TikTok」等と提携し、独自のイベント・オーディションを企画・運営を通じてライバーをはじめとするクリエイターの育成支援を行っている企業である。NeXTとの協業により「Fairy」に所属するクリエイターのナレッジやノウハウの蓄積や活躍の場の拡張が見込めること、またライブコマース等を活用したマーケティング施策を検討している同社のクライアントへの提案の多様性が広がることから業務提携に至った。

■今後の展開

 同業務提携を通じてプラットフォームごとの特性を熟知しているNeXTのイベントオペレーション力と、同社が培ってきたマーケティングのノウハウを活かし、業種を問わず様々なジャンルのイベントを開催を予定している。

 そして、告知したVTuber事業や5社共同の新規IPプロジェクト「らぶフォー」に続き、IPの創出を進めていく上で、同社が運営しているクリエイターエコノミープラットフォーム「CYBER STAR」の多彩な機能を活用し、ライバーオーディション等の開催も視野に入れている。

 同社は今後もエンターテインメント業界における事業の拡大及び領域の多角化を目指し、ライバーの育成強化を図っていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る