大和自動車交通は2日連続ストップ高、「ライドシェア」で期待され「初動につけ(乗れ)」の買いも

■配車システムや集客ノウハウ提供などでは追い風の見方

 大和自動車交通<9082>(東証スタンダード)は10月19日、一段高となり、取引開始後に2日連続ストップ高の1083円(150円高、16%高)まで上げ、あとそのまま買い気配を続けている。1000円台は2020年12月以来になる。引き続き、一般人が自家用車に他人を乗せて報酬を得る「ライドシェア」の導入に政府が取り組んでいることなどが買い材料視されており、いきなり急伸し始めたため、「初動につけ(乗れ)」という短期投資のコツを念頭に参入する動きも少なくないとの見方が出ている。

 「ライドシェア」については、18日に「規制改革を担当する河野太郎デジタル相は(中略)空車のタクシーが少ない時間帯や地域に限ってライドシェアを取り入れる案を示した」(日本経済新聞10月18日付朝刊)と伝えられた。大和自動車交通はタクシー事業も行うため、「ライドシェア」の導入自体は影響もあると見られるが、時間帯や地域を限定する方針は好材料。また、配車システムや集客ノウハウの提供などでは追い風になる面が大きいとの見方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る