グリッドが急反発、AIソリューションで四国電力が年間十億円を超える収益とし注目強まる

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■日本郵船には120隻の自動車専用船の配船最適化を提供

 グリッド<5582>(東証グロース)は11月20日、次第高となり、午前11時にかけては20%高の2488円(419円高)まで上げ、前取引日までの6日続落から急激な反発相場となっている。社会基盤などの現場オペレーションを最適化するAIソリューションを提供し、20日付で「四国電力<9507>(東証プライム)と共同開発したAIを活用した電力需給計画立案システム『ReNom Power』について、その導入効果を検証」と発表、買い材料視されている。年間十億円を超える収益効果を得ることができたとした。

 グリッドのAIソリューションは、同社ホームページによると、日本郵船<9101>(東証プライム)の約120隻の自動車専用船の配船計画の最適化などにも使用されている。発表によると、「ReNom Power」は、電力需要や卸電力市場価格、再生可能エネルギー発電量の変動をさせた、複数のシナリオを自動生成し、シナリオごとに最適な発電計画を自動立案する。また、シナリオが変動した場合の期待収益も可視化でき、最経済となる計画の策定が可能。四国電力は、2022年7月より「ReNom Power」を導入し、AIによって立案された週間計画をもとに電力需給計画の策定を行ってきた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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