ニッスイは高値に迫る、円高を受けコストアップ要因の緩和に期待

■米国で一時1ドル141円、売上高にはマイナスだがプラス面を評価

 ニッスイ<1332>(東証プライム)は12月8日、続伸基調で始まり、取引開始後は785.7円(21.0円高)まで上げ、約4か月前につけた2019年以来の高値789.3円に迫っている。11月の四半期決算発表で「為替相場は足元は150円近辺→コストアップを懸念」「売上高は円安による上振れを織り込み修正」(決算説明資料より)などとし、円相場の影響にはプラス、マイナス両面あるが、米国7日の円相場が一時1ドル141円まで急伸したことを受けて足元はプラス面を評価する動きが優勢になっている。

 連結業績は好調で、第2四半期(2023年4~9月・累計)の売上高は前年同期比7.9%増加し、営業利益は同22.1%増加。今期・24年3月期の見通しは売上高を増額修正した一方、各利益予想は据え置き、「利益は国内外の年末需要期の市況や消費動向等を見極めて判断する」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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