ファーストアカウンティングが続伸、理化学研究所の日本語LLM共同研究に参画

■インストラクションデータの作成と利用権を目指す

 ファーストアカウンティング<5588>(東証グロース)は20日、86円高(5.49%高)の1653円まで上げて続伸している。同社は本日(20日)、国立研究開発法人理化学研究所と日本語の大規模言語モデル(LLM)に関する共同研究に参画したと発表。LLMは、人間が書いたかのような自然な文章を生成できるAIであり、その開発にはインストラクションデータというAIに追加学習をさせるためのデータが必要である。しかし、日本語のインストラクションデータはまだ少なく、高品質なものを作成するプロジェクトが理化学研究所により立ち上げられた。

 このプロジェクトに参画した企業は、LLM用トレーニングデータの評価や分析などを行い、作成されたインストラクションデータの利用権を得ることができる。ファーストアカウンティングは、経理分野に特化したAIソリューションを提供する企業であり、LLMを含めたAIの発展は重要な課題であるとしている。同社は、この共同研究を通じてAIの性能とソリューションを向上させ、経理財務業務の効率化や業務改革に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る