フジコピアンは「流通株式時価総額」の適合に向け「株主還元のさらなる強化」などに取り組む

■スタンダード市場の上場維持基準のうち唯一未達、各種取組を推進

 フジコピアン<7957>(東証スタンダード)は3月27日、1553円(5円高)まで上げたあと売買交錯となり横ばい相場を続けているが、よく見ると4日続伸基調でジリジリ出直る相場となっている。

 26日の15時30分、上場維持基準への適合について発表し、スタンダード市場の上場維持基準のうち「流通株式時価総額」が基準日(2023年12月31日)時点で適合していないため、中期経営計画の最終年度末となる25年12月末日までに、適合に向けた各種取り組みを進めるとした。

 発表では、「流通株式時価総額」は「時価総額×流通株式比率」であり、「時価総額」および「流通株式比率」のいずれの向上にとっても「資本収益性の向上(ROE向上)」、「コーポレートガバナンスの充実」および「情報開示の充実」が不可欠な要素と認識。これを受け、売上高当期純利益率の向上、総資産回転率の向上、財務レバレッジの最適化(株主資本のコントロール)⇒株主還元のさらなる強化、などに取り組むとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る