クリナップ、環境ビジョン2050に準じた温室効果ガス排出削減にむけて岡山工場で太陽光発電運用開始

 クリナップ<7955>(東証プライム)は5月16日、温室効果ガス排出量削減の一環として、再生可能エネルギーの使用を推進するため、西の生産拠点である岡山工場(岡山県勝央町)に自家消費型太陽光発電を設置し、4月から工場での使用電力に活用していると発表した。

 クリナップグループでは昨年、「クリナップグループ環境ビジョン 2050(CEV50)」を策定し、湯本工場(福島県いわき市)への太陽光発電パネル設置や、社用車へのEV車導入など、環境活動を継続的に推進している。昨年11月には、中期目標である「2030年度温室効果ガス削減目標」が、SBT(Science Based Targets)イニシアチブ(※)から認定された。

 今回、西の生産拠点である岡山工場に太陽光発電パネルを設置。また、隣接する津山ショールームの駐車場にはソーラーカーポートを設置し、2024年4月から運用を開始した。これによるCO2排出量削減は、年間284tになる見込みである。今後、鹿島システム工場(福島県いわき市)では年内に、A重油による空調設備から、CO2排出係数が低いLNG燃料の空調設備へ更新を行い、以降、年間279tのCO2排出量削減を目指していく。

 クリナップグループはこれからも、事業活動において、再生可能エネルギーへの切り替え、太陽光発電システムの設置範囲を拡大、さらに、サプライヤーとの協働により、低炭素な原材料や部材の使用、省エネ機器の開発などを進めることで、温室効果ガス排出量削減につなげていくとしている。

※ SBTイニシアチブ:気候変動の取り組みを推進されることを目的として科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標を提唱し、2015年に設立した国際的な環境イニシアチブ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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