さくらインターネットの子会社、国立情報学研究所から大規模言語モデル構築向けクラウドサービスを受注

ビジネス 万年筆 メモ

■受注総額27.9億円、GPUサーバー100台を提供予定

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)の連結子会社プラナスソリューションズは6月19日、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)から、「令和6年度大規模言語モデル構築向けクラウドサービス一式」を受注したと発表。受注総額は約27.9億円。同社はこれにより2025年3月までにGPUサーバー100台(GPU H100:800基)を約23.5億円で提供する予定。

 同社グループは、今回の受注により、クラウドサービス部門の一層の強化が期待される。2024年4月26日に公表した2025年3月期の連結業績予想に同件を含めており、業績への寄与も見込まれている。特に、GPUクラウドサービスの提供により、高度な言語モデル構築を支援することで、学術機関や研究機関への貢献が一層深まる。

 さくらインターネットは、同受注を通じてクラウドサービスの提供力をさらに高める意向を示しており、NIIとの連携により、今後の技術革新や市場拡大に向けた重要な一歩を踏み出すこととなる。同件は、さくらインターネットの成長戦略の一環として、今後の業績に対しても大きな影響を与えることが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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