ITForは2006年以来の1500円台に進む、金利上昇続けば事業に追い風の見方

■営業利益は7期続けて最高を更新、業績面でも買い安心感

 ITFor(アイティフォー)<4743>(東証プライム)は7月2日、一段高となり、午前10時40分にかけて1506円(54円高)まで上げて2日続けて年初来の高値を更新し、2006年以来の1500円台に進んでいる。延滞債権管理システムやローン業務支援システムなどが主軸。このところ、円安を受けて日銀が利上げに踏み切るとの観測が強く、金利上昇が続けば「延滞」「督促」などの増加要因になり、同社の事業にとっては追い風との読みから注目する動きがあるようだ。

 連結営業利益は前期・2024年3月期まで7期続けて最高を更新し、今期も続伸の見込みとするだけに、業績面での買い安心感もある。24年3月期は、受注高が前期比118.2%となり、受注残高は同108.5%)と大きく伸びた。「延滞債権督促業務を無人化した『ロボティックコール』の販売が好調で、利用が広がっている」(決算短信)という。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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