■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速
トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月2日、電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発するJoby Aviationに5億ドルを追加出資することで合意したと発表。これにより、累計投資額は8.94億ドルとなる。トヨタは創業以来の夢である空のモビリティ事業に挑戦しており、今回の追加出資によってeVTOLの実用化に向けた取り組みを加速させる。
両社は2019年から協業を開始し、トヨタは生産技術の知見を共有してきた。2023年には電動化関連部品の供給も始めている。Jobyは試作機の完成や生産用地の拡張、航空機の型式認証プロセスの進展など、着実に開発を進めている。
eVTOLは、短距離・多頻度運航用に設計された空飛ぶタクシーとして期待されている。環境性や静粛性に優れ、運用コストも低く抑えられるという特徴がある。トヨタとJobyは、それぞれの強みを活かして未来のモビリティ社会の構築を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)